いきなりですが
友人のダンナさんが亡くなりました。

もう、そろそろ半年経ちます。

今日のブログは彼のために書きます。

癌発覚後、
2ヶ月ほどで亡くなったので
本人は、まだ自分が亡くなったことに
気づいてないのではないかと思うくらいあっという間の話でした。

まだ50代の働き盛り、責任感の強い、周りの方から大きな信頼を寄せられている立場、 ご自分の体調は後回し、我慢に我慢を重ねられたのでしょうか。 昨年末に病院を受診した時には ・・・もう大変重篤な状態にある、との診断だったそうだ。 

私と友人とは 20代からの付き合いで。 もうかれこれ20年以上の付き合い。
ほぼ同い年。

30歳の時、彼女が東京に行ったけど、
私が出張のたびに会ってもらい。

彼女が10年前に結婚しても
彼と彼女と3人で飲みに行くことが多く、
お誕生日から博士をとった時もいろいろな節目でお祝いをしていただいた。

年上でもあり、いろいろアドバイスもしてもらった。

その彼の職場を片付けにいきました。
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広~いキャンパス。
の、彼の研究室。
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ものすごく綺麗に整えられた
研究室に驚く。

主のいない研究室を
片付けるのは
初めてだし、違和感。

彼が大切にしていたこと、
家族を守るために
命を削っていたであろう研究。
それが垣間見られる片付けだった。

私が片付けたりするのは、
彼の本意ではないと思う。

でも、いつか誰かが片付けなければならない。
今回はその場にいれて光栄だった。

大好きな友人と結婚してくれて
ホントに奇特な人だと思ってた。
ある意味感謝してた。

一つ一つ片付ける中、
なんて
哀しい哀しい作業なのかと思った。

時々、涙ぐみながら
作業してる友人をみると
ホントに辛かった。

彼女も相当辛いだろう。

でも、これは彼女の
次のステップに進むための
大事な作業なのである。
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きちんとした、きっちりした
先生だったんだなあとしみじみ思った。

素敵な研究者がここにいたこと、
私は忘れないよ。

でも彼は亡くなるとき
どんな気持ちだったんだろうか。

まだまだ復帰して
やろうとしていたのだろう
最後に年末に来た時、
来年(今年の)のカレンダーを飾っており
修論や卒論の提出を叱咤激励するプリントが掲示してあり...。

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まだまだ
いっぱい生きたかったんだよね。 
まだまだ彼女とたくさん思い出を作りたかったんだよね。 

きっと、あなたは私のことを少し疎ましく思っていたでしょう。 
大好きな彼女を酔っ払わせてしまいたくさん心配かけたよね。 
でも、彼女にも私にも優しく、
本当に紳士的に優しくて
職場でも優しい先生だったんだろうと 思っていたけど、 
厳しく、きちんとしており
研究にも貪欲で 
常に上を目指していたようで
カンペキにやり遂げたかったんだよね。 

最後に一緒に飲んだのは、
去年のGWで。
赤羽で 1000ベロ(1000円でべろべろ)をやった時かな。
 私と彼女のワガママを温かい目で見てくれて。
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まさか、
それから9ヶ月後に
いなくなるとは思わなかったよ。

いつもマメに私の大したことない
ブログをチェックしてくれ、
彼のことを書くと
何故か喜んでくれてたよね。

彼女も一杯悩んでいて
辛そうだよ。

なんか私が
東京に来た理由が
なんとなく分かってきたよ。
色々。

彼女が彼女らしい人生を
歩めるよう
いつも傍にいてください。

そして
いつか
また


星の居酒屋で
一緒に
「ドカーン!」って

飲もうよ。

ね?
かっちゃん?