在宅ホスピス。

今年になって地域包括ケアシステムって耳にするようにもなり
終末期医療や緩和ケアまでも含め
可能な限り住み慣れた地域で、
自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、
地域の包括的な支援・サービス提供体制
(地域包括ケアシステム)の構築を推進するって
厚生労働省が言っている。

「病院のベッドの上ではなく、
長年住んだ自分の家で家族とともに
人生の最期を過ごしたい」という
患者さんの想いを支えていくのが、
在宅ホスピスである。

でも、家で最期までみる覚悟をしても
なかなか看れなかった現実がある。
私もその一人である。
覚悟はしたのにね。

http://blog.livedoor.jp/anise_neko-gan/archives/2013-04-04.html

今、知り合いが
末期ガンの家族を
家に連れて帰るかどうか
悩んでいる。

もちろん、
私が母を看ていたことも知っている。

だからこそ、悩んで電話やメールが入る。

「あなたが今の私の立場なら、
家族を連れて帰る?」

母を最期、連れて帰りたかったけど
連れて帰れなかった悔しさ。
そして
自分が福祉の専門職という
妙なプライドで
最後まで専門職を信じ切らなかった
後ろめたさ。

「連れて帰ろうや」

だから、私は
もう1度、
あの信じた訪問看護ステーションに
電話をかけて、助けを求めた。

現在入院している家族は
連れて帰るにしても
年が越せるかということも微妙な
体調だそうだ。

でも、電話の向こうで
「元気ですか?落ち込んでないですか?
お母さんのことから、
これも何かの縁ですね。
頑張りましょう。やりましょう。
連れて帰りましょう」

訪問看護ステーションが
在宅医を紹介してくれた。
ヘルパーステーションも決まった。
すぐに役所に申請にいったら
3日後に訪問調査が入る。
翌日には主治医、看護師、薬剤師、
ケアマネ等が入って
カンファレンスがあるらしい。

いいじゃん、いいじゃん。

帰ってこれるかもしれない。

最後は本人と家族の覚悟!

私が母にしてあげられなかったことが
誰かの役に立つかもしれない。

なんかあったら、
困ったことがあったら
すぐに連絡してねって言ってるけど
自分のことは
やっぱりよくわからんことも
多かったけど、
人にはいろいろアドバイスできる
もんなんだなあ…。

上手くいけばいいね。

いや、きっと上手くいくよ。

だって厚生労働省も言ってる。
最期は
自分の家で自分らしく過ごしなさいって。

大丈夫。
チームケアでバックアップしてくれるから
専門職集団を
信じようや。

母が亡くなって
3回目の月命日がきます…

最近、喪中ハガキで母のことを
知った方から、電話やお花が
よく届きます。
写真 (4)

まだまだ
正直、運転している時とか
一人の時とか、
勝手に涙が止まりません…

弱いな、私。

って、実はしんどい時や
弱っている時にBlogって書くよね、私…