メケアロハプメハナ☆

みなさん、ALOHA~! Me ke aloha pumehana(メケアロハプメハナ) とはハワイ語で「心からの愛をこめて」 という意味です。 これからの超高齢社会の介護とかについて、気が向いたら愛をこめて(?)つぶやいています。 そして、もうひとつ書いていたBlog“いきなり末期がん患者の家族ですけど、何か?”の続編をこちらで書き続けたいと思っています。 どうぞ、つぶやきにお付き合いください。

2014年10月

上手く呼吸ができません…

今、東京に戻る新幹線の中です。

何をしていても、
アニスといた時間分の涙が
止まりません。

金曜の夜に亡くなり、
土曜日に火葬し、
元々予定していた日に
東京に戻っています。

アニスは、
まるで私のために
図ったように
亡くなりました。

自分の人生を
自分で決めたみたいに。

妹曰く、
「お姉ちゃんがあと2日で
帰ってくるからね」と
カウントダウンを始めて
急に食べなくなったと
言っていました。

私の顔を見た途端
張り詰めた糸が
切れたようだと言ってました。

「お姉ちゃん、
もう、頑張れないよ…」
そんな感じでした。
亡くなる前日の夜は
自力でトイレに行ったり
水を飲む姿がありましたが。
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最近のペット火葬は
出張で来てくださるんですね。
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そして、引き取るか、
預けて骨壺だけをいただくか、
個別でその車の中で火葬して
その場で骨を拾えるという
システムがありした。
もちろん、立会個別火葬を
お願いしました。
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私の手で、アニを火葬炉へ。
業者さんは
ものすごく丁寧に取り行って
くださいました。
一時間半後。
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骨上げ。
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骨箸が配られ、
全く人間と同じように
指示に従って、脚の方から
骨箸でご遺骨を拾い上げ、
骨壺に入れていきました。
喉仏もちゃんとしっかり
ありました。
19歳にしてはしっかりした骨でした。

そして家に帰ってきました。
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姪に
「ママに逢えたかな?」
と聞くと、
「逢えたよ、きっと。
ママが…」
「どしたん、あっちゃん!」って
私と姪が全く同じ母の言葉を
同時に言ったので、大笑いしました。
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家猫だったので
19年、一歩も外を
歩いたことのないアニス。
今は、駆け回っているでしょうか。
いつも家にいてくれたから、
家はとても淋しい空気です。

アニ?どこ?どこにいるの?
ニャー?
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ニャー!
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どこ?
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あっちゃん?
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アニ?
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あーに!
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どこ行きたいの?
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小さい時は生クリームが
好きだったよね。
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アニ、あなたに会えて
本当に良かったよ。

でも、哀しいよ、とっても。

ココロが
とってもしんどいよ。

私はあと、
どれくらい強くなれば
いいのでしょうか。

全部、嘘ならいい。
今はとにかく
フィクションの世界を
生きてるような感覚だ。

父が、いないことも
母が、家にいないことも
アニスがいなくなったことも
私が今は東京で暮らしていることも。

私は認知症とかになった時、
いつの時代に自分は戻るのかな。
一番輝いてた時代とかにとは言うけど、
もしかして
その時が一番
現実を生きれるのかもしれない。

アニちゃん、ありがと。バイバイ。

10月24日、日にちが変わる
23:50頃。
アニスが眠るように
旅立ちました。

享年19歳と半年。

きっと人間でいうと
100歳くらいになるのかなあ。

ひとりお通夜をしているので
その間にまだまとまらないですが
Blogを書くことにしました。

まだ当時高校生だった教え子が
手のひらに乗るような
ニャンコを持ってきたのが
アニスとの出逢いです。
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今ではその教え子も
もう今では、短大の教員。
19年の月日の流れを感じます。

最初は妹と二人で飼いはじめました。
名前は『アニス』。
妹が好きな漫画のキャラクターからもらいました。
耳がウサギみたいに長いニャンコなので、
小さい頃の写真はなんかとってつけたような…。
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妹が嫁ぐまでは、
妹にベッタリなアニスでした。
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女のコですが、おてんばで
いたずら好きで、お銚子もので。
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でも、避妊手術以外、
大病を患ったことがないので、
大の病院嫌い。
ホントに飼い主思いのアニスでした。
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写真 (5)

写真 (23)

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朝も必ず6時に時計をじっと見ながら
アラームと同時に起こしまくる。
こんな顔で。
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起きなかったら、顔をネコパンチということもザラ。
起きると安心して私の布団に入り寝るという
役目を果たすのに一生懸命のアニスでした。

母とも同居してから、
アニスに翻弄されながらも
母は亡くなる時に会いたい、会いたいと
言っていたくらい愛されたニャンコでした。

4月から私が東京に行くことになり
アニスはひとりで留守番をすることが増え
月イチに帰ると
声が出なくなるほど、鳴いて鳴いてということが…。
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でも、妹の力も借りながら
なんとか暑い夏を過ごし、
ここから20歳に向けていくねえ~と
言ってたのに。
9月のアニス。
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10月の2週間前のアニス。
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全く亡くなる気配はゼロ。

でも、妹から
なんか日に日にできないことが
増えてきたんだけど…と報告を受け
昨日帰ると
足腰が全然立たない。
でも、それでも水を飲みに行く。
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夜になるとどんどん動けなくなり
牛乳なら飲めるかと手で与えたり
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で、私のベッドに寝かせ
昨晩は一晩中、寝ずの看病。
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で、今朝。
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昨日は歩けたのに
今日は全く歩けない。
大好きだった日光浴に連れ出すが
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帰りたいと鳴く。
牛乳は昨日飲んでくれたのに
今日は牛乳はもちろん水も飲まない。

だんだんゆっくりな呼吸になってきて。

夕方になり妹や姪、甥も揃い
代わる代わる声をかける。

アニも体位を変えようとしたり
何かイライラするのか、
ずっと話続ける。
何かを伝えようとするように
声を出す。
そのたびに
「はいよ」「どしたの」「大丈夫よ」って
声をかけ続け。
布団の上では嫌なのか
膝の上でずっと撫でながら
声をかけ続けた。

23時過ぎに私の膝の上にいたアニスを
そのまま妹の膝の上に乗せ、
今日も徹夜になりそうだと
私が30分くらい仮眠をとっていると

「おねえちゃん!」

アニスの呼吸が
母の最期と同じように下顎呼吸に。
瞳孔は開き、少し震えなのか痙攣なのか…。

「アニス、ありがと、ありがとね。
逢えてよかったよ…」

大きく息を吸って
眠るように旅立ちました。

ネコは3日で忘れるとか
ネコはマイペースでとかと言われますが
基本、マイぺースだし
ネコッ可愛がりしてもイヤって言われることもありますが
泣いていたり悲しんでいるときは
さりげなく側に来てくれていたりして
いつも側にいてくれた。

19年半。

大学生の娘がいるくらいですね、ホントは。

今、このblogを書いた後、
振り返ったら
アニスが私のベッドを占領している絵が
昨日まであったので
いない空気にいつ慣れるのでしょうか。
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パパ、ママ。
アニスもそっちに行ったよ。
よろしくね。

でも、これ以上、何を失えば
私は許されるんだろうか…。

アニス、今まで本当にありがとう。

心から愛をこめて…
Me ke aloha pumehana

介護を学ぶことは不要なのか

今朝の新聞の一面は
ある意味衝撃的だった。
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『介護分野の人手不足解消へ、
資格要件を緩和』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141014-00050114-yom-pol
介護分野の深刻な人手不足を補うため、
厚生労働省は、介護職の資格要件を緩和する方針を固めた。
現行の資格を取得しやすくするか、よりハードルの低い新たな資格を創設する。
介護分野への外国人の受け入れも拡充し、2025年度までに約100万人の増員が
必要とされる介護職の担い手の裾野を広げる。

介護分野の人材確保のため、資格のハードルを下げるって話。

ハードルも賃金も安くするってこと?

昔の「ホームヘルパー2級」
っていう研修から
現在の介護の実習に行かなくても
130時間の研修で取得できる
「介護職員初任者研修修了者」の要件を
もっと緩和して
短い時間で取れるようにするか、
新たに研修時間の短い資格を設けるかということ。

今の初任者研修でも内容が薄いのに
それ以上研修時間の短い資格って
どんな研修なんだろ。

誰でもやれちゃうキャンペーンみたいな。

専門性がなくても
経験と勘とやる気があれば、
大丈夫~みたいな。

『経験』と『勘』。

この業界でよく聞かれる言葉である。
特に一昔前はそう。

介護保険が始まった時に
私もホームヘルプに行き始めたんだけど
当時はよくそういう言葉も聞かれた。

不思議なんだよね。
時々、
伝説のヘルパーさんって人がいるの。
そういう人たちって、介護保険前からやっているので年配の方が多い。
で、そのヘルパーが入ると
どこの利用者も
元気になったりするのね。

だからそんなヘルパーさんに
「どんなケアを
行なっているのですか?」と聞くと
みなさん、口をそろえて
「別に」とか
「特になんかしたわけじゃないよ」とかって言われる。

んな、わけないじゃん!

って思うんだけど、こればかりは
よくわかんないんだよね。
そういうベテランのヘルパーさんに同行させてもらっても
やっぱり普段いない人(私みたいに第三者)がいると
普通の雰囲気にもならないから
なんとなくわかるんだけど、
ちょっと利用者も構えるから
いつもどおりに行ってないこともある。

で、「経験と勘よ~」
「愛よ、愛」とかって言われて
あいまいな感じで、
結局、伝説は伝説で終わり、
新人は伝説から学ぶこともなく
辞めていき、
「若い人が定着しないのよね~」で
終わっていく。

徒弟制度か、介護は。

って思うことも。

「見て学んで~」とか
「やってたらわかってくるよ~」って
そりゃ、そうだと思うところも
あるんだけど、
結局、尊厳とか考えることも
抜けきっちゃって
ルーティンワークで毎日の
介護というより、雑務的な感じで
終わってしまってしまい
刺激がないとか、給料が安いとかで
話が終わっていく…。

先日の介護福祉学会でも
質問者が
「生活の専門家とかって介護は言ってるが
それを他の専門職がついでにやったら
介護福祉士とかって要りませんよね」みたいな質問が出て
また驚いた。

じゃ、介護って何よ?

そこに尽きる。

こんなこと、
介護福祉士の国家資格が出来てから
ずっと繰り返し、繰り返し
議論されてきているけど、
未だ、結論に達せず。
で、学問の構築が求められている。

まあ、介護福祉士を養成している教員が
ぶれているから、国全体がぶれる。
国がぶれているから、教員がぶれているのか
よくわかんないけど。

介護って
これまで家族がやってきたりしていたから
誰にでもできるし、
特に“ケアリング”とかって言ったりして
ジェンダーが深く関与していて
女が「ケアする性」だと考えられている。
それは、①ケアが女の仕事だと考えられて
②しかも女なら誰でもできる非熟練労働だと考えられて
③供給源が無尽蔵だから
と、上野千鶴子さんが言ってる。
中高年の既婚女性だけでなく、
若年の男女単身者、
高齢男性等の参入にともなって
「ケアは女の仕事」という前提は
思い込みなんだし、
神話的なものになりつつあるけど、
こうしたジェンダー要因は
いっこうに崩れない。
崩れないから、ケアの値段も安い。
なぜなら
「女の仕事」って考えられてきたから。
って、上野さんは
これに反対してるけど。
でも、世の中的はニュースにあるように
「高齢者や子育てを終えた女性など、
幅広い層の参入を狙う」って
考えているのよね。
やっぱり、女性狙い。
ジェーン・ルイスさんは、
ケア労働について
「価値が低い、報われない労働を女性がしている」
というより、「女性がしている労働」だから「価値が低い」って指摘し、

男がケアに
もっと従事するようになるまでは、
ケアの価値が今より高くなることは
ほぼないだろう。

って予言している。

って、考えたら、
国もまず資格のハードルを低くするよりも何をしなきゃいけないかを考える必要がある。

介護福祉士って資格を作るために
当時奔走した
私の恩師の中島紀恵子先生は
「介護ってなんだと思う?」って
未だにダイレクトに聞いてこられる。

「介護とは身体を良くすることよ。
それも環境との関係の中で」って言われた。

要は介護って
機能障害、形態的にも障害がある人を
介護は対象者としがちだけど、寝てる人だけをみる専門家ではない。
尊厳を持ちながら、利用者と対等にモノが言える専門職。
これが介護福祉士。
介護の社会的信用は、社会福祉よりも経験が長いのよ。
だからこそ、介護福祉士は、
『身体の機能から環境を見て整えていかなければならない』それは、歩けないとか、それでも何歩歩けるか、
じゃあ、靴の高さはどう?姿勢や歩幅は?
アセスメントとは、そこで、生活の場で、
大事な暮らしを送るために、
今、何が必要なのか、暮らす人に何が不自由なのか。
そのために、どういう生活環境でないとだめなのかということを
考えないと意味がない。
で、介護の専門領域じゃないところは
多職種と連携しなきゃダメなんじゃないの。
だから、アセスメントは1日に何回もしなくちゃだめ。

座れれば、立てるんだから、寝かせきりじゃだめ。

介護とは何か。その人をどうみるか。
その人にとって、最善の生活のあり方を手助けすること。
できる可能性を追求していく。
本人が欲する生活のあり方とは何か。

PTは身体の機能や能力の回復をみる。
OTは労働する機能や能力の回復をみる。
介護福祉士は生活する機能や能力の回復をみる。

じゃあ、介護福祉士の教育は何を教えればいいのか。
ただ、
愛とか優しさとかだけじゃないでしょ。
だから、介護の知識と技術は何が必要なのか
ちゃんと現場をみて、
学生に教えなさい!!

と、先生に会うたびに叱咤激励される。

尊敬している上原千寿子先生も
こう言われてる。

現代社会は従来の医療や
看護やリハビリでは
カバーしきれない現実が発生し、
人生の再設計や生活の枠組みを支える
社会福祉と基盤を同じくしつつ、
これまでは家族がいることが前提で、
誰にでもできると思われていた
日常生活場面に
人間の尊厳と自立をベースに
その人の状況に応じて支える
「介護福祉」という
新たな専門性が位置づけられた。
それは、「療養上の世話」とは
次元の違う、個別性の高い、
生活の全体像のみならず、
地域での関係づくりまでを視野に入れた
幅の広い生活支援だと。

4年間や2年間、
ましてや130時間なんぞの
介護を学ぶ時間は不要だと
思われているのだろう。
100万人も必要なのだから、
ホントは。

まさに国が選んだのは、
そう、『質』より『量』である。

でも、だからこそ、
人の暮らしに一番近いところに入り込む
介護の仕事だからこそ
ちゃんとした研修や学びが必要なんじゃないだろうか。

介護が担うべき役割。
生命を止めない。
暮らしを止めない。
その役割を守る。

って、私は今、どうするべきなのか。
わかってる、わかってるんだけど。

あ~、悩む。あ~、無力。

あ~、介護は
どこに向かっていくのだろうか。

Me ke aloha pumehana

引用参考文献:上野千鶴子「ケアの社会学」太田出版
      上原千寿子 時代の変化の中で求められる専門性「介護福祉」社会福祉振興・試験センター
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